2011年07月12日

配筋状態及びかぶり測定

 国土交通省は2005年より,国土交通省所管の新設の橋梁上下部工事すべてに対し,配筋やかぶりの品質管理を試行導入するよう通達しており,2006年から本格運用になりました。測定方法は,国土交通省通達の「非破壊試験によるコンクリート構造物中の配筋状態及びかぶり測定要領(案)」に準拠します。また,鉄筋測定要領を補完するための資料は,独)土木研究所のHPに掲載され,具体的な測定方法は,「電磁波レーダ法による比誘電率分布(鉄筋径を用いる方法)およびかぶりの求め方」,「電磁誘導法による近接鉄筋の影響の補正方法」および諸解析プログラムに準拠します。
 なお,配筋やかぶりの計測は,社団法人 日本非破壊検査工業会(NDT)主催の「コンクリート中の配筋探査技術講習会」において,技能を習得した資格者によって実施されます。

※通達:国 官 技 第294 号【非破壊試験を用いたコンクリート構造物の品質管理手法の試行について】.pdf

 当研究会でも,コンクリート構造物の配筋探査技術者の資格試験に合格した技術者が数名在籍しており,これまで既に多数の実績を積んできました。 使用機器は下記の通りです。