わが国の土木事業は、戦後日本の復興の柱となり混迷する社会の中で経済大国への原動力となり、豊かな国家を築き上げてきました。このように、社会資本としてコンクリートが大量に使用され始めすでに半世紀が経過し、総量90億m3と膨大な量に達しています。
近年、新幹線トンネルでのコンクリート片落下事故をはじめ、コンクリート構造物の健全性の問題が社会的に大きく取り上げられるようになりました。
メンテナンスフリーと言われていたコンクリートも年月の経過と共に様々な要因で劣化が始まりますが、定期的な時期に適切な診断・補修・補強を講ずることで寿命を延ばすことが可能になります。
今後、社会資本の整備は維持の時代を迎え、先人の築いた貴重な財産を末永く供用していく事が我々の使命と言えるでしょう。
このような観点から、コンクリート構造物を非破壊で診断できる弾性波レーダを応用駆使して、ひび割れや内部欠陥などを診断し、早期の補修・補強対策の提案を行うことが、社会資本整備従事者の一員としての責務と考えております。
ここで、我々地元建設コンサルタントとしては、地域密着という機動性を発揮して危険予測の提案等、迅速に対応することは勿論、維持・補修という新たな時代への対応策として、関係専門業者の技術力を終結し、今後更なる研究開発に取り組む決意であります。
協同組合 熊本県構造物診断技術研究会
理事長 池端 秀幸
